東急ハンズトップ > ヒント・ファイル > インテリア > 椅子の張りかえ方
インテリアの一部である椅子が、
いつも同じ顔ではつまらない。
大変そうに思える椅子の生地の張りかえも、
やってみれば意外とカンタン。
お部屋の模様替えをするつもりで、
気軽にチャレンジしてみましょう。
座面の裏側をよく確認してください。椅子の種類によっては、張りかえができない場合があります。座面の裏側が、ネジ、ビス、クギ、タッカーの針などでとめてあれば、簡単に張りかえられます。
ドライバーを使って、座面の裏側にあるビスやネジをはずし、座面を本体の枠から取りはずします。
座面のカバーをはずします。タッカーの針でとめてある場合が多いので、針が途中で折れないように注意してマイナスドライバー等ではがします。
新しく張る生地は、座面の大きさよりも余裕をもって切ります。これは、座面の厚みと巻き込み分が必要になるためです。
生地を内側に引っ張りながら、タッカーでバランスよく対面ごとに固定します。
角の部分は、対角線で向き合う角どうしを引っ張りあうようにして、角の丸みを取りながらしっかり固定します。浮いてるタッカーはハンマーで打ち込んで下さい。
余った生地はハサミで切り落とします。座面を椅子に取りつけ、ビスやネジで元通りに締め直して完成です。
ネジをはずすときに無理にはずそうとすると、ネジの頭の溝がつぶれることがあります。ドライバーは必ずネジの大きさに合ったものを使いましょう。
ネジ穴が生地で隠れてしまうと、あとでネジをつけるのが大変。あらかじめネジ穴の位置を座の前後にペン等でしるしをしておきましょう。
角の部分はどうしてもたるみがち。生地が余ってしまい、きれいにとめるのに苦労します。そんなときは余分な生地を強く引っ張り、図のようにひだを2~3枚寄せるようにしてたぐります。その上からタッカーを打ち込むと、きれいに仕上げることができます。
布以外のものでも張りかえは可能ですが、とくに厚さには注意が必要です。ネジの長さより厚みがあると、ネジがつけられなくなってしまいます。

椅子の座面の中に使用されているウレタンは、使っているうちにヘたってしまい、だんだん弾力性がなくなってきます。座ったときの感じが、何となく底にあたるような硬さに思えるようだったら、張りかえのついでにウレタンの取りかえもおすすめします。
椅子の中材に使用されるウレタンは、大きく分けて2種類あります。
ひとつは、スポンジ状のもので、もうひとつは、ウレタンの細かいチップを圧縮して固めたチップフォームと呼ばれるものです。
チップフォームは、スポンジ状のものより硬く、弾力性も劣りますが、かといって、スポンジ状の中材だけでは、座ったときに、土台の硬さをそのまま感じてしまう場合があります。そこでこの底づき感を防ぐために、チップフォームを下に貼り合わせて中材にするとちょうどよい硬さになります。
こうすれば座った感じは、スポンジのやわらかさはそのままに、しかも底面の硬さも感じないというわけです。
また、ウレタンの比率を変えれば、好みの硬さにもできます。
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