東急ハンズトップ > ヒント・ファイル > DIY > 金属の種類と特徴
丈夫で壊れにくい金属。
クールな輝きを持つ金属を取り入れる事で、
あなたのアートワークやDIYの、
洗練された魅力をひきだせるかも。
金属それぞれの特徴に合わせたお手入れで、
その輝きを保ちましょう。
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アルミニウム | 2.71 | 657 | もっとも軽い金属のひとつ。電気や熱の伝導率は銅に次ぐ。加工もしやすい。酸やアルカリには弱いので表面処理が必要。 | 建材、キッチン用品 | 家庭では溶接による修理が不可能なので部品交換が必要。キッチン用品には研磨剤を使わない。 |
金 | 19.3 | 1063 | 貴金属のひとつで酸化しにくい。金属のなかでもっとも延びがよいが、電気や熱の伝導率は銀や銅に劣る。美しい光沢をもつ。 | 電気部品の接合材、 アクセサリー、 メッキ用材、貨幣 |
融点が比較的低いので、トーチ溶接が可能だが、専門家に任せたほうがよい。 |
銀 | 10.5 | 961 | 電気と熱の伝導率が金属のなかでもっとも高い。貴金属のなかでは反応性が高く、光沢を失いやすい。細かい成型がしやすい。 | 写真感光用材、 電気部品の接合材、 アクセサリー |
アクセサリーの光沢がなくなったり、黒ずんだりしたら、専用のクリーナーを使って布で磨く。 |
真ちゅう | 約8.4 | 900 | 延びがよく、削りやすいので、深絞りなどの加工が容易。メッキをすると独特の光沢をもつ。ハンダで溶接するのも簡単。 | アクセサリー、 ネジ類、楽器部品、 建築装飾用材 |
壊れたら、ハンダづけ、銀ロウ溶接で修理する。 |
ステンレス鋼 (18‐8 オーステナイト系) |
約7.5 | 1480 | 熱に強く、腐食しにくいので表面処理が不要。加工しやすい。熱伝導率と硬度は炭素鋼より小さく、延びやすい。 | 工業用機械、建材、 キッチン用品 |
手入れはほとんど不要。炭素鋼などほかの金属との接触面から腐食することも。アーク溶接可。 |
ステンレス鋼 (マルテンサイト系) |
約7.6 | 1510 | オーステナイト系よりさらに熱に強く、腐食しにくい。加工性が劣る代わり、摩耗しにくい。熱処理によって硬度が増す。 | 刃物、外科用器具、 工具 |
手入れは不要、折れて破損したときは溶接できる。刃物の熱処理や研磨は専門家に任せる。 |
炭素鋼 | 7.8 | 1535 | 加工しやすいが、成分により熱処理が必要。炭素量が多くなるほど硬くなる。腐食しやすいので、表面処理も必要。 | 機械部品 | 錆びやすいので使用前にサビ止め処理をする。銀ロウ、アーク溶接が可能。 |
チタン | 4.5 | 1725 | アルミニウムに次いで軽い。とても丈夫で、強度は普通鋼の2倍、アルミニウムの6倍。腐食しにくく、延びもよい。 | 航空・宇宙・軍事産業用材、 化学工業機械、時計 |
手入れはほとんど不要。基本的に、修理が必要になることは少ない。 |
銅 | 8.8 | 1083 | 電気や熱の伝導率が高い。延びやすいので加工しやすい。表面が酸化すると腐食しやすい。酸やアルカリにも弱い。 | 電気部品、建材、 キッチン用品 |
鍋の内側などはスズメッキで覆う。壊れたらハンダづけか、銀ロウ溶接で修理する。 |
鉛 | 11.3 | 338 | 重い金属のひとつ。やわらかく、延びやすいので加工しやすい。融点が低いので、鋳造成型が簡単。放射線をよく吸収する。 | 金属の接合材、 化学工業用機械、 おもり、X線遮断材 |
壊れたら、トーチ溶接で修理する。 |
※比重・・・・ある物質の重さと、同体積のセ氏4度の純粋の水の重さとの比。
※溶融点・・・熱により個体が液体になるときの温度。

鉄、炭素鋼、銅、アルミニウム、オーステナイト系ステンレス鋼などは錆びることがあります。サビは腐食を招くので、金属の大敵です。予防処置をするか、サビがまだ少ないうちに落としてしまう方法を知っておきたいものです。
塗料を使うときは、サビ止め効果をもつものを使うとよいでしょう。また、ミシン油やスピンドル油を、布で金属部分全体にまんべんなく塗っておきます。スピンドル油はミシン油よりも粘度が高く、ポタポタと垂れたりしません。金属部分がある程度の面積をもつ平面なら、スプレー式の防錆潤滑剤を吹きつけておくのが簡単な予防法です。
例えば、自転車の車輪の金属部にサビが出たら、防錆潤滑剤を吹きつけてワイヤーブラシで強くこすります。その後、布で拭き取れば、元どおりの光沢を取り戻します。サビを落としたら、前述の防錆処置を行います。
アルミサッシの枠の部分には、アルミ特有の黒いシミが浮き出てくることがありますが、これもサビの一種。こんなときは、目の細かいサンドペーパーで一定方向に軽くこすってください。その後は、自動車用のワックスなどを少量布に取り、よく塗り込んでおくとサビの予防になります。
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